一般歯科について
単純な虫歯治療であるコンポジットレジン充填、根の治療、被せ物を作る治療、義歯作成など、必要に応じて外科処置を幅広く行っております。また、定期的なお口のメンテナンスを行い、予防歯科にも力入れております。
当院で1番大切にしていることは、適切な診断とわかりやすい説明です。
昨今、歯科治療の方法は多岐にわたり、ネット社会の現代は患者様自身でもいろいろと情報を得ることができるようになりました。
しかし、どの治療においても、ネットの情報だけでは知ることのできないメリット・デメリットがあります。
高額治療だからといって、必ずしもその人にとって1番の治療法とは限りません。
保険治療、高額な治療(自費治療)、どちらにおいても様々な観点からメリット・デメリットをどなたでもわかりやすく説明をし、納得していただいた上で、患者様に1番あった方法で治療していくことをお約束します。
虫歯治療の流れ
【C1】エナメル質の虫歯
歯の表面であるエナメル質にできている虫歯です。
症状は軽微で生活に大きな支障は出ないことが大半なため、ご自身では気付かないことも多いです。
治療としては、コンポジットレジン充填、場合によりインレー修復(詰め物)等の処置を行います。
比較的短い回数で治療を終えることができます。
【C2】象牙質の虫歯
エナメル質の内側にある象牙質にまで広がった虫歯です。
症状の程度はどの程度虫歯が広がっているか、また個人差によるものもありますが、痛みやしみる等の症状が出始めて、このタイミングで受診をされる患者様も多いです。
治療方法はC1と同様にコンポジットレジン充填、インレー修復がメインとなりますが、虫歯の大きさによっては処置後に痛みが強く出ることがあり、場合により歯の神経(歯髄)を除去する処置が必要になるケースもあります。
【C3】神経まで達した虫歯
虫歯が歯髄にまで届いてしまい神経の炎症(歯髄炎)を引き起こすと患歯周囲に激痛が走ります。
高確率で神経を除去する必要があり、神経の処置が終わってからも基本的には被せ物を作っていく必要が出てくるため、治療回数が長くなる傾向にあります。
【C4】歯根まで達した虫歯
歯の大部分が虫歯により崩壊している状態で抜歯となる可能性があり、たとえ歯を温存することができたとしても神経の処置は必須であり、また予後も悪い傾向にあります。
治療方法は歯を残せる場合はC3の治療と同様に神経処置を終えてから被せ物を作っていく流れになり、抜歯する場合は、抜いた部分に対して義歯を作製するか両隣りの歯を削って連結したタイプの被せ物(ブリッジ)を作っていく、もしくはインプラント処置となります。
尚、インプラント処置は保険適用外となり、他二つの方法は保険内、保険適用外を選べます。
しっかり患者様と相談してメリットデメリットを理解して頂いた上で処置をスタートしていくこととなります。
よくあるご質問
- 定期検診のペースはどれくらいの間隔で行くべきですか?
- 当院では大体の目安として3か月に1回、お口の中を見させていただく患者様が多いです。理由としては、3か月という期間が口腔内に歯石の沈着や着色汚れの付着が目立つ時期になってくるからです。
また、もし虫歯ができていたとしても、3か月の間に処置ができれば、早期発見により治療の期間が短くて済む可能性が高いという点でも利点があると考えています。しかしながら、お口の環境が虫歯になりやすい患者様や、歯周病の進みがちの患者様に対しては、ご本人とよく相談して検診のペースを早めることもあります。お口の環境が良くなっていくにつれて早めているペースを次第に元に戻していけるようにしていきます。 - 高額治療になればなるほどいい治療を受けられるのでしょうか?
- 必ずしもそうとは限りません。
当然材料による差は出てきます。例えば、セラミックと金属で虫歯になりやすいのはどちらか?と言われればセラミックとなり、金額は高くなります。しかしながら、セラミックは金属と比べ、割れやすく噛み合わせが強く、歯軋りをされるような患者様にセラミックを用いる場合、割れないように厚みを確保するために歯を削る量を多くするというデメリットも出てきます。
このように、どのような治療にもメリット、デメリットは必ず存在します。その両方をご説明し、患者様が納得して施術を受けてもらえるような環境づくりを整えておりので、わからないことや気になることはお気軽にご相談ください。 - 妊娠しているのですが虫歯が気になります。妊娠中に虫歯処置はしない方がいいですか?
- 胎児に対して影響が出るような処置は当然できませんので、虫歯の状態を確認し確実に安全な処置を行います。小さな虫歯などは即日治療が可能です。状態によっては完治は出産後になる場合もありますが、状態の悪化を防ぐことは可能です。ご不安に思うことがあれば、一度ご相談ください。
また、出産してからも赤ちゃんのお口の中はとても敏感で、両親のお口の虫歯菌が移ってしまい、せっかく生えた乳歯がすぐに虫歯になってしまうというケースも珍しくありません。生まれてくる赤ちゃんのためにも、お父さん、お母さんは早めにお口の状態を整えておく必要があります。